ユーストマ

ファンシーシリーズ

特長

剣弁咲きの花型が特徴の早生種。冬から春出荷に適したシリーズです。

特長

早生系の中大輪・大輪のシリーズ。暖地・高冷地の春から初夏にかけての季咲き栽培に適したシリーズ。流行に左右されないスタンダードな花型は市場で安定した人気があります。

ダイアナシリーズ

アルベールシリーズ

特長

中生の中輪八重品種。バラ咲きで花弁が比較的厚いのが特徴です。

ポニーシリーズ

大輪フリルタイプ

ピリカシリーズ

クラウンシリーズ

特長

花弁数が多い中輪・中大輪の中晩生種。すっきりしたスタンダードな花形で、季咲きや抑制栽培に適したシリーズです。

パールシリーズ

セレモニーシリーズ

特長

抑制栽培には欠かせないのが、中晩生の八重種セレモニーシリーズで業務需要に欠かせなく、株が非常によくでき、栽培の容易な品種です。
トルコキキョウは40年ほど前に覆輪品種が発表されて以来人気が高まり、育種や作型の開発が進み、世界に誇れる日本を代表的する花の一つに成長しました。
ここ数年では、福岡県で開発された種子冷蔵技術+クーラー育苗を組み合わせた、高温期の定植でもロゼットに入りにくい手法を利用して、7月~8月定植で、10月を中心に出荷し、ブライダルなど、秋の需要期に有利販売されている産地が注目されています。
品種は、この作型でもボリュームの取り易い、八重咲きの「セレモニーライトピンク」、「セレモニースノー」、「セレモニーオレンジ」等、「セレモニーシリーズ」の実力品種を中心に人気があります。油代が高騰する中、秋出荷の作型導入のご検討は如何でしょうか。

トルコキキョウの栽培にMSプラグを利用すれば育苗の手間を省くことができ、鬼に金棒です。以下、栽培事例を紹介いたします。
【MSプラグを利用した抑制~促成栽培での継続出荷】
北関東暖地の例(種子冷蔵+クーラー育苗有り)
■9月出荷の場合
・6月下旬~7月初旬定植(セレモニーライトピンク)
 慣行60日育苗MSプラグ苗 → 9月彼岸出荷
 20日育苗エクセルソイル★ 利用MSプラグ苗 → 9月25日~10月上中旬出荷
■10月出荷の場合
・7月上中旬定植(セレモニーシリーズ各色、サマーシリーズ各色)
 慣行60日育苗MSプラグ苗 → 10月上旬~出荷
・7月中下旬定植(セレモニーシリーズ各色、サマーシリーズ各色)
 慣行60日育苗MSプラグ苗 → 10月中旬出荷
★エクセルソイル(固化培土)による育苗技術が注目されています。特にトルコギキョウのような直根性の植物では、幼苗(播種後約20~25日で一次根が鉢底に到達する前)を定植することにより、直根の発達を促すことが可能となりました。セルトレイの中での根鉢を作る期間が必要ないため、播種から収穫までの栽培期間は2~4週間ほど短くなります。

ジュエリーシリーズ

おすすめ一重咲種

その他

栽培の要点

播種

◎ 好光性種子のため、覆土はおこなわないで下さい。
◎ 発芽適温は20~25℃です。苗質に最も大きく影響する要素は温度で、夜温の高温(25℃以上)によりロゼット化します。育苗温度として最低18℃、最高23℃の涼温が適温となります。ロゼット回避のため、10℃、35日間の種子冷蔵処理をおこなうのをお勧めします。

定植

◎ 本質的に中性ないしアルカリ側を好む植物です。最適pHは6.5~7.0であるので、特に酸性土壌では、石灰質資材で確実に酸度を矯正しておきましょう。
◎ 本葉2対(4枚)が展開する頃が適期です。育苗期と定植時の温度差が大きい場合、ストレスを受けやすくなります。低温時の定植では、地温確保、高温時の定植では地温を下げておく事をお勧めします。
◎ 12cm程度マス目のフラワーネットをはり、中央1条空けにより、光が十分に入るようにします。

水管理

◎ 初期の生育は切り花品質に大きく影響を及ぼします。活着を促進するためにも十分に灌水をして下さい。
◎ 花芽分化するころから徐々に灌水量を減らし、出蕾後は、品質向上のため、灌水は控えて下さい。

温度管理など

◎ 生育時は日中25~28℃、夜温15~18℃を目標に管理します。花芽分化時の高温によりチップバーンが発生します。
◎ 葉先枯れの症状がみられたら、カルシウム剤(カルプラスなど)を施用します。

作型表

栽培風景

ユーストマ ファンシーラベンダーELT 3月10日撮影 10月中旬定植(静岡県)

ユーストマ クラウンブルーサウンズ 8月下旬撮影 5月下旬定植(長野県)