金魚草

栽培の要点

播種

◎ 発芽適温は20℃で、3~4で発芽します。
◎ 移植栽培では200穴か288穴のプラグトレイを用いて播種します。
◎ 高温期の育苗になるので、徒長を避けるために過湿にならないように注意します。
本葉3~4枚頃に本圃に定植します。

定植

◎ 完熟した堆肥を10aあたり3000kgほど入れて良く耕しておき、N・P・Kを成分量で各15kgを基準として施用します。
◎ 定植間隔は12cm×12cmを標準とします。
◎ スプレーストック「シャンテシリーズ」は、ボリュームの出る特長を生かすために15cm×15cmの株間で栽培をおすすめいたします。このシャンテシリーズは鑑別を必要とします。

病害虫防除

◎ コナガやアブラムシによる被害が大きいので、生育初期より予防を心がけます。
◎ 育苗期の苗立枯れ病や、生育期の菌核病・黒腐病の発生にも注意します。

八重鑑別

ストックの一重咲きは八重咲きに比べて切花価値が低いので、育苗時に八重鑑別を行います。発芽の速さ(発芽が早い方が八重)、子葉の色(淡い方が八重)、子葉の大きさ(大きい方が八重)で鑑別し、八重株を残します。

【八重鑑別の基準】

発芽の早晩 子葉形 子葉色 葉柄長さ 子葉面積
八 重

早い

楕円

淡い

長い

大きい

一 重

遅い

丸型

濃い

短い

小さい

作型

暖地:8月下旬播種 → 12月出荷

寒地:7月中旬~8月上旬播種 → 10月下旬~11月出荷

作型表