特長
スプレーストックの決定版!!
早生の有毛葉種のスプレー咲きストックです。ステムが硬く、頂花を摘心することによって側枝が揃い、スプレー状に5本程度分枝して花が咲きます。ブライダル、フラワーアレンジメントや花束など、多目的に利用できます。
シャンテ「歌声の意味」を持つこの品種は、ご家庭で飾っていただいても、香りよく花穂の頂花まで開花し長い間お楽しみいただくことができます。
品種特性
従来のスプレーストックに比べて若干晩生になりますが、その分ボリューム感のある草姿に仕上がります。草丈のとりにくい寒地の栽培に特に向きます。 また、暖地での春出荷の作型では、ボリュームが出ることに加えて、発色も非常に鮮明になる特長があります。
特長
名前の通りステムの硬い鑑別型1本立シリーズです。花穂の詰まりは特に好評です。
特長
無鑑別でステム硬く抜群のボリューム!!
早生・有毛葉種のオールダブルストックです。無鑑別でも90%以上の八重率が期待できます。従来のオールダブル品種はステムがやわらかいという欠点がありましたが、「ビーチシリーズ」ではステムが硬く改良されています。
八重鑑別する必要がないため、ストックを新規で作付しようと検討中の方にはおすすめの品種です。八重率を100%に近づけるためには、定植の際、発芽の遅れた小苗などを取り除いていけば、より八重率は高まります。
おすすめ作型例
高冷地:7月上中旬播種 → 10月中下旬~出荷
◎播種から開花まで、約3ヶ月と非常に短期間に収穫できる作型です。ペレット種子を用いた直播種栽培もおすすめです。直播することで、より作業性がアップし、開花までの期間も移植栽培より若干短くなります。
品種特性
無鑑別でも90%以上の八重率が期待できますが、幼苗期に胚軸の青いものを抜き取ることでさらに八重率を上げることが出来ます。 もともとの八重率が高いため、圃場への直播も可能です。この場合、シーダーテープなどを使うとさらに省力化が図れます。
ストック「ホワイトコランダム」は、「舞シリーズ」同様12cm×12cmでの栽培が標準です。
栽培の要点【 作型 】
暖地:8月下旬播種 → 1月中旬~出荷
寒地:7月上旬播種 → 10月中旬~出荷
生育旺盛で吸肥力が強いため、窒素肥料を控えめにし、換気を十分に行います。
特長
極早生ストックの決定版!!
極早生・一本立ち、有毛葉種の営利性が高い優れたシリーズです。密に詰まったボリュームのある花穂になり、開花揃いがよく、ステムは硬く、栽培しやすいシリーズです。
品種特性
全11色のシリーズで、特に暖地栽培での年内収穫の作型に適します。暖冬でもだらだらと開花することがなく、短期間で開花し収穫を終えることが出来ます。
特に「雪の舞」(白)と「風の舞」(淡い青)はシリーズの中でも早生で秋市場に最初に出荷することが可能です。また、「黄の舞」は市場で非常に人気の高い品種です。
播種
◎ 発芽適温は20℃で、3~4で発芽します。
◎ 移植栽培では200穴か288穴のプラグトレイを用いて播種します。
◎ 高温期の育苗になるので、徒長を避けるために過湿にならないように注意します。
本葉3~4枚頃に本圃に定植します。
定植
◎ 完熟した堆肥を10aあたり3000kgほど入れて良く耕しておき、N・P・Kを成分量で各15kgを基準として施用します。
◎ 定植間隔は12cm×12cmを標準とします。
病害虫防除
◎ コナガやアブラムシによる被害が大きいので、生育初期より予防を心がけます。
◎ 育苗期の苗立枯れ病や、生育期の菌核病・黒腐病の発生にも注意します。
八重鑑別
ストックの一重咲きは八重咲きに比べて切花価値が低いので、育苗時に八重鑑別を行います。発芽の速さ(発芽が早い方が八重)、子葉の色(淡い方が八重)、子葉の大きさ(大きい方が八重)で鑑別し、八重株を残します。
【八重鑑別の基準】
発芽の早晩 | 子葉形 | 子葉色 | 葉柄長さ | 子葉面積 | |
---|---|---|---|---|---|
八 重 | 早い |
楕円 |
淡い |
長い |
大きい |
一 重 | 遅い |
丸型 |
濃い |
短い |
小さい |
作型
暖地:8月下旬播種 → 12月出荷
寒地:7月中旬~8月上旬播種 → 10月下旬~11月出荷
ストック ステッキホワイト 12月上旬撮影(長野県)
ストック ステッキホワイト 1月12日撮影(千葉県)
ストック ピンクメイ 2月下旬撮影(愛知県)
ストック ピンクメイ 早川氏 ストック(千葉県)